プログラムレスで業務アプリ構築
- コンテキサーは、業務アプリを構築するためのツールであるともいえます。担当者が日々業務で行う作業は、パターン化されたデータ操作の集まりです。コンテキサーに、これらの操作パターンをロジックとして定義することで、担当者はプログラミングすることなく日々の業務を自動化できます。
- 情報処理業務は、データの入力、加工、伝送、出力といった基本パターンに加えて、限定(親子)、限定(共通)、限定(除外)、補助(修正)、補助(追加)、補助(省略)、転記(追加)、転記(更新)、転記(集計)の9つの連携パターンで表現できます。コンテキサーでは、こうした手順をパラメータによって定義していきます。
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解説
日々の業務では、伝票や帳票、台帳などを使った情報の転記、保存、集計、配布が行われています。これを情報の取り扱う手順とした見るとデータを入れた表形式のもの(コンテキスト)と別のコンテキストの間でルールに基づいた処理を規定すると、9つのパターンで行えると設定して開発されたものがコンテキサーです。コンテキスト間の連携は、機能を表現するパラメータ(項目名や判定条件など)を設定するだけです。具体的には2つのコンテキストにある項目の対に対する関係の条件を設定し、その条件によって決まる行(レコード)についてデータの転記・集計・表示等の情報処理を行うことにより、目的の結果の情報を得ることができます。プログラミング言語や情報処理のデータ操作言語を習得する必要はありません。
工場の業務処理を実現できることを目的に開発されましたが、事務処理分野であれば、人の作業を楽にする仕組みをつくることができます。工場で行われる業務に適用することを通して、業務アプリの構築に必要な機能を検証し、便利機能を付加してあります。簡単な事務処理であれば、9つの連携パターンの内、転記(追加)、転記(集計)、限定(親子)の3つのパターンさえ、習得できれば十分です。